経営者としての自覚を持つ

●経営者としての自覚はお持ちですか?

df1871329d04faec8f8f8e3721f9a23c_s

 土地の有効活用で賃貸経営を行なう土地オーナーの立場は、企業の経営者と同じです。この場合、土地オーナーが所有しているすべての土地を含む総財産が資本金に当たり、これを元手に資金を調達し、マンション等の収益物件を建て、それを貸して収益をあげる……。そして必要経費を支払い、税金対策を施しながら、利益の蓄積を図るという構造は、一般の企業がやっていることと全く変わりがありません。
 また、商法上の会社の分類では、資本金1億円以上は「中企業」、5億円以上は「大企業」に該当するので、資産規模が1億円以上の土地オーナーは「中企業」の経営者、資産規模が5億円以上の土地オーナーは「大企業」の経営者であると考えることもできます。ところで、あなたは不動産賃貸業としての「経営者」の自覚を、一体どのくらいお持ちでしょうか?

 ところで土地オーナーのなかには、「親からいわれたから仕方なしにやっている」とか、「面倒なことは、業者に任せている。」といった、受身の姿勢で賃貸経営をしている方も散見されます。 ここで、簡単な質問をしてみたいと思います。

 ●資産総額と相続税額を正確に掴んでいますか?
 ●納税資金の準備は万全ですか?
 ●現在、賃貸経営で得られる年間所得あるいはキャッシュフローは、総資産に対して何%の利回りになっているか、正確に掴んでいますか?
 ●遊休地や未利用地は、納税用地として適格条件を備えていますか?また、その納税用地は本当に納税準備金として、不足していませんか?
 ●家賃収入の下落や、借入金の金利上昇に対するリスク管理をしていますか?
 ●建物の中長期の修繕計画を立てていますか? また、そのための資金を準備していますか?
 これらの質問に、一つでも明確に答えられない場合は、早急に改善していただく必要があります。